【体験談/切迫流産】産婦人科の先生に聞いたリトドリンとウテメリン点滴について
私は妊娠5ヶ月の時、切迫流産で入院しました。入院中は様々な薬にお世話になりましたが、「赤ちゃんへの影響はないのかな?」と不安になる事もしばしば。そこで今回は、入院中に使用したウテメリン 、リトドリンについて書いていきたいと思います。
切迫流・早産で使われる薬
「ウテメリン 」は、子宮の収縮を抑える薬です。妊娠16週以降の妊婦に対し、緊急に治療を必要とする切迫流・早産に使われます。
「リトドリン」も同様の効果がありますが、ジェネリックなのでウテメリンより安価です。理由は分かりませんが、私の場合は入院中はウテメリン錠剤、退院後はリトドリン錠剤を処方されました。
ネット上ではウテメリン錠剤の方が副作用が辛いという声があるので、もしかすると先発薬ウテメリンの方がやや強力なのかもしれませんね。
また、上記2薬剤で効果がない場合には、より強力な「マグセント」という薬剤を使う事もあるようですが、今回は私が実際に使用したウテメリン ・リトドリンに絞って書いていきますね。
リトドリン・ウテメリン
軽度の場合は内服薬で様子を見て、より緊急性の高い場合は点滴になります。先生に聞いたところ、内服薬は1錠5mg(約6時間有効)なので、6錠服用するのと点滴を打つのが同程度の効果だそうです。
私の場合、腹痛で病院に運ばれてから2時間で4錠のウテメリン 錠剤薬を服用しました。それによって腹痛は治ったものの、直接的な原因である「お腹の張り」が治まらなかったため、すぐにウテメリン 点滴へと切り替え入院する事になりました。
点滴の濃度と流用量について
点滴には濃度と流用量があり、1A25mlなどと表記されます。A(アンブル):濃度/500mlの注射液に溶けている薬剤の数
ml:流用量/1時間に身体に流し込む量
例えば1A30mlの場合、「濃度1Aの点滴を、1時間あたり30mlずつ投与している」という事になりますね。つまり、これは2A15mlと同意義です。
点滴は症状に応じて流用量を変えるのですが、私の病院では、投与量の最小が1A15ml、最大が3A40ml(1A120ml相当)との事でした。
ネットで調べたところ、濃度や流用量は病院によって異なる様子なので、気になる場合は先生や助産師さんに直接尋ねるのが一番ですよ。
副作用について
両薬剤には、副作用があります。主な症状は以下の通り。
動悸(ドキドキ感)、頻脈、ほてり、頭痛、
指や手のふるえ、めまい、ふらつき、吐き気
内服薬の時は感じませんでしたが、点滴を投与し始めた当初は「手の震え」と「動悸」に苦しみました。といっても、2日目には症状に慣れ、気にならない程度になりましたが。ちなみに私の当初流用量は1A25mlです。
赤ちゃんへの影響は?
やはり気になるのは胎児への影響ですよね。先生によると「ほとんどない!今はそれより妊娠継続のために、お腹の張りを止める事が大事!」との事。ずいぶんあっさりした説明で、拍子抜けしました^^:
一応自分でも調べてみたところ、胎児への影響として「心不全、頻脈、不整脈」などがありうるが、発症確率はごくごく稀だそうです。ひとまず、医師の指示通り服用すれば大きな心配は要らないという事のようで、一安心。
さいごに
余談ですが、錠剤薬の服用に関して、同じ薬でも、病院によって処方の考え方が違う場合があるようです。私は里帰り出産の兼ね合いで、妊娠中に2カ所の病院に通いました。一つは入院していた病院(産院A)、もう一つは退院後に通院した病院(産院B)です。
♦︎♦︎リトドリン錠剤薬についての説明♦︎♦︎
【産院A】
1日3回食後、1回2錠。服用は6時間以上あけて。
お腹が張る場合は、1日最大8錠までOK。
【産院B】
1日3回食後、1回1錠。服用は6時間以上あけて。
1日最大4錠までOK。
結構違うけど、どっちを信じたらいいのよ…
まぁ、服用量を変えたからと言って何か変わった訳ではなかったので、問題ないのだと思いますが…。転院したら、服用している薬について、新しい担当医に確認した方がいいかもしれませんね。