WIC programとは?アメリカにはミルク代や子供の補助食品が無料になる制度がある!?
こんにちは、ゆんです!
今日は思いがけず興味深い情報を手に入れました。
皆さんはWIC(ウィック)programをご存知ですか?
ざっくり言えば、アメリカに住む一部の妊婦さんや乳幼児、5歳児未満の子供向けに無料の食品券がもらえる制度です。
私がこのプログラムを知ったのは、なんと見ず知らずの人から突然話しかけられたからでした!笑
WICプログラムを知るまでの経緯
本題からは少し逸れますが、初めに今日の出来事について少しお話しさせて下さい^^(小話はいいから早く内容を!という方は次の見出しまでスキップしてくださいね。)
さて、今日は久しぶりの快晴(今は雨季)だったので、渡米後初めて息子と2人きりで外出しました。
車がないのでもちろん徒歩です。
図書館からの帰り道、歩き疲れた私は抱っこ紐のままスタバでひと休みする事に。
店内でボーッとしていると、後から入ってきた中国人らしき男性に突然話かけられました。「その子、生後2ヶ月くらい?」という感じで。
拙い英語で「1歳ですよ」と返すと、「Oh, Really!?(小さっ!)」とちょっと大げさに驚かれ…
一応日本人的にはド平均な身長・体重なんだけど
その後も「日本人?」とか「25ヶ月くらい日本で料理人してたよ!」とか色々話しかけられていたんですが、しばらくすると「あなたは高収入なの?」とか「ご主人の給料はどのくらい?」って聞かれるようになってーー。
え!初対面の人に収入聞くなんてアメリカでは普通なの?!
「I can't understand English/I don't know.」などと何度もごまかしたのですが、その後もものすごい熱量で話しかけてくるんです!
聞き取れた単語はmilkやnutrition、safewayなどの数個ほどで結局何を言っているかさっぱり分かりませんでしたが、あまりに熱心だったのでどうやら何かのセールスらしいと判断し、最後は半分逃げるような形でお店を出ました。
帰宅後、彼がしきりに繰り返していた<WIC>がじわじわ気になり始めネットで検索しましたが全然ヒットせず。見つからないんですよね、この単語だけだと。
記憶を辿って「Woman Infants Children WIC」と検索し、ようやく辿り着いたのがWICプログラムだったんです。
なるほど!あの男の人、きっと息子が小柄なことを心配して私にWICを利用しなよ!と言ってくれてたんだ
めっちゃいい人じゃん!!
いかがわしいセールスなんて言ってごめんなさい。
それにしても、あんなに力説しなきゃならないほど深刻な低所得者に見えたのかな?
アメリカだと思って気を抜いていたけど、ノーメイクにスエット&ジーンズって身なりも考え直した方がいいのかな〜(--;)
WIC program/ウィックプログラムとは?
ここから本題に入ります!
WICとは「Women, Infants, and Children」の略称で、妊娠中の女性や乳幼児、5歳未満の子供のいる低所得者に対して、米自治体が、健康的な食生活を補助する公的制度のことです。
日本でいうところの生活保護みたいなものですかね。
調べた限りでは、WICプログラムは離島を含む全米各地で実施されており、州によって対象者やサービス内容に多少の違いがあるようです。
私の住むカリフォルニア州では、栄養教育や授乳指導、食品引換券の支給、健康相談窓口の斡旋などのサービスを無料で受けることができます。
この中でも特に便利なのが食品への引換券/割引券を支給するサービスで、実際にこのサービスを利用する在米日本人の方のブログもちらほら見かけました。
ただし引き換えられる食品は、栄養価などの基準が定められており、対象商品から購入先までかなり細かい利用条件があります。
現在実際に使われているWIC お買い物ガイドを見つけました!商品一覧が載っています。
たとえお気に入りの銘柄が買えないとしても、例えばアメリカのミルク缶は日本の倍くらい値段がしますし、実際に無料で貰えるなら嬉しいですよね〜
**(2019.2.9追記)***
今日、最寄りのWalmartに行ったところ、WIC対象商品にマーク目印が付いているのに気付きました!
全てのスーパーではないにしろ、分かりやすくて良いですよね!
子育て世帯は年収$37,777から低所得者扱い⁉︎
先ほど少しお話ししたように、WICは低所得者向けのサービスになります。アメリカの低所得者ってどのくらいなのかな〜と思いませんか?
以前ネットニュースで、シリコンバレーでは1000万円未満の収入は低所得者だと言われるという類の記事を読んだ事があります。
その時は、「さすがにそれはないでしょう!」と笑ってしまいましたが(笑)
さて、WICの対象となる具体的な収入の目安をカリフォルニア州のHPで調べてみました!
例えば2017年1月〜2018年6月までの収入を見た時に、ハワイ・アラスカ以外の地域なら下記の通りです。
2人家族:$2,504/月
3人世帯:$3,777/月
4人世帯:$3,793/月
家族の人数によっても収入額が異なるようですが、親+子1人の3人家族の場合は、年収37,777ドルから低所得者扱いだそうです。
厚労省によると、日本では年収300万円までの人を低所得者と定義するようなので、水準は日本とあまり変わらないのかな。為替にもよるけど。
ちなみに、WIC対象の目安の最新情報は 米国農務省HPのWIhat's Newより<WIC Income Eligibility Guidelines>をご確認ください。
さいごに
残念ながら(?)、我が家はWIC対象外ですが、今後家族が増えていけば使う機会もあるのかな?まぁ、日本円支給の給与が換算されるなら全く使える見込みはありませんけどね(^^;
そこで考えたのが、栄養面や安全面で自治体の審査をクリアしたWIC対象商品を、普段の買い物の参考にするということ!
これならWIC加入の可否は関係ないし、英語の成分表示なんて全然読めないからね。特にシリアルとか。