アメリカの【Organic(オーガニック)マーク】は信頼できるのか?
こんにちは、ゆんです。
最近、SPROUTというスーパーがお気に入りです。
種類豊富なオーガニック青果がお手頃価格で手に入ります。
例えばセール時に人参が5ポンド(約2.3kg)で3ドル、アスパラが2束(日本の6束分くらい)で3ドルなどなど。
何だか安すぎて怖いくらいです。
ところで、SPROUTに限らずWhole FoodsやTrader Joe'sなど、アメリカのスーパーではよくオーガニック食品を見かけます。
成果や肉類はもちろん加工品に至るまで、何かとオーガニックを謳うものが多いので「アメリカのオーガニック表示ってどれ程信頼できるんだろう」なんて不安に思っていました。
そこで、今回はアメリカの【Organic】について調べた事をまとめてみます!
アメリカのオーガニック表示と品質
USDA Organic | USDAより引用
アメリカの商品にはよく「USDA ORGANIC」と書かれた上記のシールが貼られています。
我が家の冷蔵庫にも、牛乳、卵、各種野菜や果物、鶏肉など載せきれないほど沢山のシール付き製品がありました。
これは農務省(通称USDA)の全米オーガニックプログラム(以下、NOP)で、95%以上オーガニック素材を使用した食品だと認定された製品にだけつけられる表示だそうです。
それならば、NOPが【オーガニック】をどのように定義しているのか気になりますよね?
ざっくり言えばNOPは「合成肥料や遺伝子組み換えを使用せずに、環境に優しい農法で作られた食品」と定義しています。
具体的には下記のような条件があります。
<農作物>
・オーガニックな種子を使用する
・遺伝子組み換えや電離放射は禁止する
・害虫対策には、主に物理的、機械的、生物学的な防除方法を用いる
<畜産物>
・食肉用の動物は、3世代前からオーガニック管理のもとで育てる
・飼料は100%オーガニックの農作物を与える
・飼料の30%以上は牧草を与える
・ホルモンや成長促進剤、抗生物質を与えてはならない
この他にも多数条件があるのですが、思ったより厳しい条件が課されているので、アメリカのオーガニックも十分に安心できそうです。
というわけで、日本人が考える「オーガニック=有機」とアメリカのそれはほぼ同意義で、農薬や化学肥料に頼らずに自然の恵みを生かして作ったものだと考えて良さそうです。
なお、日本のオーガニック表示であるJASマークは、USDAでいう100%オーガニック製品のことだけを指すそうです。
どおりで日本にはオーガニック表示の製品がなかなか見当たらないわけですね!
無農薬野菜を謳うものと言えば、スーパーの地産地消コーナーくらいでしか見かけなかったのも納得です。
オーガニックのお味は?
果物に関しては、一つ一つ手をかけて育てた日本のものに比べるとやはり少し物足りない気もしますが、それでもフツーに美味しいです。先日はオーガニックないちごを1パック(約450g)2.99ドルで買いました!
我が家の息子はそのいちごを、それはそれは大切そうに両手で持って、何分もかけてじっくり味わって食べていましたよ。笑
さいごに
アメリカは物価が高いと言われますが、オーガニック食材だけ見れば日本よりも安価に手に入れられる気がします。身近なスーパーで手軽に安心できる食品を購入できるのは嬉しいですよね。
アメリカに越してきた当初は「日本の品質が一番だ!」と信じていましたが、最近は「アメリカの物も結構いいじゃん」と感じる機会が増えてきました。
住めば都、みたいなものでしょうか。
今後もどんな新しい発見があるか楽しみです。